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    芍薬をいかがですか?

    芍薬をいかがですか?極上のシャクヤクをギフトに。

    芍薬をいかがですか? 4月から5月にかけての約二か月、つまり梅雨が始まる前の時期には、それは美しい花が咲き誇ります。

    なぜなら、この時期の旬のお花といえば、まさに「花の宰相」と称されるシャクヤクだからです。

    もともとシャクヤクは古代中国で品種改良されました。その後、西洋にもたらされたことで、世界中で愛される存在となったのです。

    華やかな春の主役!シャクヤク(芍薬)の魅力と綺麗に咲かせるお手入れのコツ

    シャクヤク(芍薬)は、その圧倒的な美しさと華やかさから「立てば歩けば…」という美人の格言でもおなじみの植物です。まさに、春から初夏を代表する高貴な花だと言えるでしょう。

    そこで今回は、切り花としてもお庭の主役としても非常に人気が高いシャクヤクについて、基本情報から魅力、さらには美しく咲かせるコツまでを分かりやすくまとめました。

    1. シャクヤクの基本情報

    まずはじめに、シャクヤクがどのような植物なのか、その基本的なプロフィールからご紹介します。

    • 科名・属名: ボタン科ボタン属

    • 学名: Paeonia lactiflora

    • 原産地: 中国、シベリア、チベットなど

    • 開花時期: 5月〜6月

    • 花言葉: 「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」「威厳」
      【花言葉の由来】 なぜなら、シャクヤクには夕方に花を閉じる習性があるからです。また、そのふんわりとした姿がはにかんだ乙女の表情に似ているため、これらの奥ゆかしい花言葉がつけられました。

    2. 間違えやすい「ボタン(牡丹)」との明確な違い

    次に、よく似た花として挙げられる「ボタン」との違いについて解説します。一見するとそっくりですが、実は以下のような明確な違いがあります。

    • シャクヤク(芍薬): 基本的には「草(宿根草)」の仲間です。したがって、冬になると地上部が完全に枯れてしまい、春にまた新しい芽を出します。

    • ボタン(牡丹): 一方で、こちらは「木(落葉低木)」の仲間です。そのため、冬の間も木質の幹(枝)がしっかりと地上に残ります。

    そのうえ、葉の形にも大きな違いが見られます。具体的には、シャクヤクの葉には艶があり先が尖っています。それに対して、ボタンの葉はつや消しで、手のひらのように深い切れ込みが入っているのが特徴です。

    3. 表情豊かで多彩な「咲き方」のバリエーション

    さらに、シャクヤクは品種改良が非常に盛んな植物です。それゆえ、咲き方のバリエーションが豊かなことも大きな魅力となっています。

    • 一重咲き: 花弁がシンプルに並びます。そうすることで、中心の黄色い雄しべが際立ち、すっきりとした美しさを楽しめます。

    • 八重咲き: 幾重にも花弁が重なり合います。その結果、バラのようにゴージャスで、ボリューム満点な姿になります。

    • 翁咲き(おきなざき): 外側の花弁が大きく広がります。それから、中心の雄しべが変化した細い花弁がこんもりと盛り上がる、個性的な形が特徴です。

    • 金しべ咲き: 中央の黄色い雄しべが美しく発達します。だからこそ、独特な和の風情を感じる咲き方になります。

    4. 切り花で楽しむための「開花のコツ」3選

    最後に、切り花のシャクヤクをお部屋で綺麗に咲かせるためのポイントを3つご紹介します。

    というのも、シャクヤクのつぼみは時に「蜜(みつ)」を固まらせてコーティングされたようになり、自力で開けないことがあるからです。そこで、以下のお手入れを実践してみましょう。

    ① 余分な葉を落とす

    まずは、水揚げを良くするために、上のほうの葉を数枚だけ残して下の葉は大胆に落とします。なぜなら、葉が多いと水分が奪われ、花に十分な栄養が行き渡らなくなってしまうからです。

    ②正しい方法で水揚げをする

    次に、「湯あげ」をします。湯あげは、新聞紙や包装紙でシャクヤクを巻きます。そして、グラグラに煮立ったお湯に、茎先を2~3センチ浸します。その後、深めの水(深水)にしばらく浸けておきましょう。そうすると、効率よくしっかりと水が上がります。