ミモザのはなし
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真珠葉ミモザ
2026年1月14日 /真珠葉ミモザ の紹介
真珠葉ミモザ が入荷しました!
皆さん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!フラワーショップKALIANg(カリアン)です。
本日もよろしくお願いします。
実は、またまたミモザが入荷しました。
それは、真珠葉ミモザというミモザです。シルバーの丸い葉が特徴のミモザです。そして、開花は早春で、一番早く出荷があるミモザです。こちらもミモザとは言っていますが、本当は、真珠葉アカシアもしくはパールアカシアといいます。
本日入荷した真珠葉ミモザ
真珠葉ミモザ(パールアカシア)
学名 Acacia podalyriifolia
英名 Pearl Acacia, Queensland Silver Wattle
別名 真珠葉アカシア(シンジュバアカシア)、パールアカシア、クイーンズランドシルバーワトルまず初めに、ミモザの中での春一番に咲き始めるミモザです。そして、真珠葉とは、丸い葉がシルバーがかっており、その特徴的な姿をパールに見立てて、真珠葉と呼ぶようです。
でも、アカシア全般に言える事なのですが、実は、この葉に見える部分は、植物学上、葉ではないのです。
この真珠葉は偽物!?
なんと、真珠葉ミモザ(パールアカシア)の、あの丸くて可愛い「葉」に見える部分は、植物学的には本来の葉ではなく、「葉柄(ようへい)」が変化したものです。
ちょっとびっくりなのですが、これを葉といわずなんというのでしょう?(笑)
本当は、これを専門用語で「偽葉(ぎよう)」または「仮葉(かよう)」、そして、英語では Phyllode(フィロード) と呼びます。そこで、なぜ「偽物」の葉なのか?という疑問がわいてきます。一般的に、植物の葉は「葉柄(茎と葉をつなぐ柄)」と「葉身(平らな本体)」に分かれています。がしかし、アカシアの仲間の多くは、乾燥した環境で生き抜くために進化の過程で「葉身」を退化させました。
その代わりに、葉柄が平たく横に広がって、葉と同じように光合成ができるようになったというのです。ですから、私たちが目にしているあの部分です。
さらに、真珠葉ミモザは、あの白っぽく粉を吹いたような質感(ブルーム)も、実は、乾燥や強い日差しから身を守るための工夫なのだといいます。
真珠葉ミモザのふるさと
この、真珠葉ミモザは、オーストラリアのクイーンズランド州が自生地です。乾燥した大地のブッシュの隙間に自生しています。ですから、別名でクイーンズランド シルバー ワトルという名前がついています。そもそも、ワトルというのは、オーストラリアに自生するアカシアのことをワトルといいます。
そして、いわゆるミモザはヨーロッパに伝わったアカシアの総称です。加えて、真珠葉ミモザの別名にあるクイーンズランド(Queensland)は、オーストラリア大陸の北東部に位置する州です。実は、オーストラリアで2番目に大きな州です。さらに、広大な熱帯雨林や美しいビーチ、そして世界最大のサンゴ礁群として知られる「グレート・バリア・リーフ」があることで有名です。
そして、そんなところに真珠葉ミモザは自生しているのです。
真珠葉ミモザの特徴
この真珠葉ミモザの特徴は、その大きな葉(便宜上、葉といいますが実は偽葉)です。この葉は一年中美しくシルバーぽくあります。そのため、リーフ花材もしくはドライフラワーとしても楽しめるのです。また、他のミモザと違って、葉がほとんど散る事もないので、ドライフラワーとしてスワッグなどにしてお楽しみいただけます。
次に、なんといっても花です。その花は強い芳香があります。「ミランドール」のようにたわわに花をつけるわけではないので、産業用に精製するするのは不向きです。ところが、切り花として飾っておくには、とても香りがよく、お部屋の中がミモザの香りで充満します。
このようにして、真珠葉ミモザは、主に切花として楽しんで頂く品種なのです。
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ミモザ・ミランドールという花についてご紹介します。
皆さん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!フラワーショップKALIANg(カリアン)でございます。
先日、「ミモザのシーズンが到来!」という記事でご紹介した通りなのですが、ミモザの初入荷がありました。それは、すでにそちらの記事で書かせていただいた通り。ですが、ミモザのことについて少し深堀をしようと思いまして、新たにミランドールという品種の記事を投稿いたします。
本日の主役「ミモザ・ミランドール」
このミモザというのはアカシアのことです。この黄色くてふわふわでもむもふなお花をつける木の総称です。詳しくは、別の記事でご紹介しております。なので、ここでは割愛します。アカシアの木の花のことを一般にミモザと呼びます。ですので、正式名称は別にあります。
もっとややこしい事があります。この品種の正式名称が「ミモザでもなくミランドール」でもないということです。
本日入荷のミランドール。
フサアカシア(アカシア・デアルバータ)房金合歓
学名:: Acacia dealbata’Mirandole’
英名:Silver wattle,Mimosa
別名:ミモザ、フランスミモザ
実は、ミモザ・ミランドールは切り花の流通名称でブランド品種名です。
もともとは、アカシア・デアルバータというのが正式名称なのです。「ミモザ・ミランドール」は、フランスやイタリアなど南欧から輸入されることが多く、非常に人気の高いミモザ(フサアカシア)のブランド品種です。
そして、一般的なミモザ(ギンヨウアカシアなど)と比べて、「最高級品」として扱われることが多くあります。
いわゆるミモザ・ミランドールの名前の由来
実は、日本にはあまり伝えられていません。不確定なのですが、「ミランドール(Mirandole)」という名前の由来は、主にフランスの地名や育成の歴史に関連していると考えられています。
結論から言うと、植物学的な造語ではありません。この品種が選抜・育成された南フランスの特定の場所や、その地域の伝統的な呼び名に由来する説が有力です。フランスの地名「ミランドール(Mirandol)」に由来
フランス南部(特に南西部のタルン県など)には、Mirandol-Bourgnounac(ミランドール=ブルニュナック)という村が存在します。いわずとも、 ミモザはもともとオーストラリア原産です。そして、19世紀にフランスのコート・ダジュール地方に持ち込まれました。そこで、さらに、多くの園芸品種が作られました。その過程で、特定の産地や育成者にちなんで名前が付けられることが多くあります。「ミランドール」もその一つとされています。
高台から見たMirandol-Bourgnounac(ミランドール=ブルニュナック)村の風景
庭の風景はMirandol-Bourgnounac(ミランドール=ブルニュナック)村の風景
こちらの家はMirandol-Bourgnounac(ミランドール=ブルニュナック)村のプロヴァンス風の建物 プロヴァンス語の持つ意味に由来
いわゆる、「ミランドール」という言葉の響きは、南フランスの古い言葉(オクシタン語/プロヴァンス語)です。それは、「展望台」や「見晴らしの良い場所」を意味する言葉(Miradorなど)と語源を共有しているという説もあります。
さらに、太陽が降り注ぐ斜面で、黄金色に輝くミモザが咲き誇る様子が反映されたようです。まさに、その名前の持つ「明るい・見晴らしが良い」というイメージに重なったとも言われています。
ブランド名としての「ミモザ・ミランドール」
現在、私たちが「ミランドール」と呼んでいるのは、正確にはAcacia dealbata ‘Mirandole’という学名を持つ園芸品種です。
実は、フランスのミモザ産業において、「トゥルネール」や「ル・ゴロワ」といった他の品種と区別するためにつけられた品種です。
そして、最も品質が良く、早く咲くこの品種に付けられた固有名詞が、そのままブランド名として世界中に広まりました。さらに、この品種は、イタリアやフランスで生産されたものをオランダ経由で商社が日本に輸入しています。
南フランスでミモザの首都と呼ばれるマンデリュー=ラ=ナプール(Mandelieu-la-Napoule)「ミモザ祭り」の様子。 大人気な「ミモザ祭り(Fête du Mimosa)」が毎年開催!
この、「ミモザ祭り(Fête du Mimosa)」は、南フランスのコート・ダジュール地方を中心に開催されます。毎年ミモザの開花時期である2月に開催される華やかなお祭りです。特に、有名なのが、ミモザの首都と呼ばれるマンデリュー=ラ=ナプール(Mandelieu-la-Napoule)で開催されるものです。
ミモザ祭りの見どころとしては、第一に、フラワーパレード(花合戦)をおこなうことです。何万本もの鮮やかなミモザで飾られた豪華な山車(だし)が街を練り歩きます。
そして、第二に、ミモザの配布です。この、パレードの山車からは、観客に向かってミモザの枝が投げられ、街中が黄色い花と甘い香りに包まれます。
最後に、ライトアップです。 夜には、パレードがライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しめます。
ミモザの山車から女性がミモザの枝を配る様子。 ミモザ祭りの歴史と背景
実は、この地域では19世紀後半からミモザの栽培が盛んになり、冬の重要な産業となりました。かつて、1931年に収穫を祝う行事として始まったこのお祭りでした。現在では厳しい冬の終わりと、一足早い春の訪れを祝う南仏の象徴的なイベントとなっています。
他にも、近隣のボルム・レ・ミモザなどの村々でも同様のお祭りが開催されています。この時期の南仏はまさに「ミモザ一色」になります。
この、ミモザの栽培の背景には、ミモザを中心に様々な産業が生まれました。
南フランスの一大産業であるミモザ
さらに、南フランスでは、「ミモザ祭」の観光的恩恵だけではありません。様々な観光をよびおこしました。
例えば、ミモザの香料。天然香料としてだけでなく、シャネルなどのブランドの香水の香料要素としても取り入れられました。そして、石鹸や美容商品にも使われます。
次に、食用としてのミモザ。これは、ミモザを生食で食べるわけではなく、砂糖漬けにした花をスィーツに使います。口の中に入れると、ほんのりミモザの香りが広がります。そして、「ミモザ・コンフィ(砂糖菓子)」として、この地方の特別なお菓子です。さらに、リキュールやシロップとしても生産しています。このシロップは飲み物に混ぜたり、スイーツに混ぜ込んだりします。
ミモザの香りのする石鹸。ミモザの香料が練りこまれている。
花の砂糖漬けを添えペーストにミモザシロップ使用
アルコールのないミモザシロップ。ミモザリキュールもある。 切り花として全世界に輸出
最後に、この南フランスのミモザは冬に咲く数少ない鮮やかな花です。そのため、花の流通においても大きな経済効果を持っています。特に、ヨーロッパ全土への出荷は目を見張るものがあります。南仏で収穫されたミモザは、主にカンヌやニースの市場を経由。オランダ、ドイツ、さらには日本を含む世界中に輸出されます。
さらに、ミモザ栽培面積の約60%を占める「ミランドール」は、開花が早くボリュームがあります。そのため、1月〜2月の切り花市場における主力商品です。
そして、日本へは商社を通じてやってくるのです。で、日本でも本来の「アカシア・デアルバータ」という名前ではなく、親しみを込めて「ミモザ・ミランドール」もしくは南フランスからくるミモザを略して「フランス・ミモザ」と呼ぶのです。
ミランドールをスワッグとして飾る 大人気!ミモザ・ミランドールのまとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は「ミモザ・ミランドール」にまつわるお話をまとめてみました。ミモザはまだまだ品種があります。そして、ミモザの副産物など、詳しくご紹介しきれなかったので、次回の機会でまたご紹介しようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
それではまた次回!
バイビー![出典]
ミモザ祭り/マンデリュー観光会議事務所
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