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リースのお手入れ

リースのお手入れ

リースのお手入れ についてご紹介します。

もしかしたら、11月の末から3月にかけては割とリースを飾る方が多いかもしれません。

そんな時、リースのお手入れは必要かもしれません。

ですから、今回の記事はぜひ、リースをお買い上げいただいた方々に見て頂きたい内容です。

その他のクリスマスの商品のお手入れはこちら>>>

そもそもリースとは

そもそも、リースとは「花輪」や「花の輪飾り」と言われます。
ドアや壁に掛けたり、軒下に吊るしたり、お墓に供えたりします。

実は、リースの発祥は定かではありませんが、日本語では花輪もしくは植物を使った輪飾りとされます。
リースの輪には、「途切れることのない」もしくは「永遠」のという意味があります。
例えば、墓地に備えるリースは、「個人の魂よ永遠に」という意味があります。

クリスマスリースは常緑樹を使って作ります。
では、クリスマスリースの意味は?といいますと、

常緑樹=繁栄と豊作
リース=永遠

すなわち、繁栄と豊作が永遠に続きますようにという願いをこめて作られるようになりました。
それが、今では、モミの木などの針葉樹を使い、リースを作るようになりました。今では、針葉樹全般を使うようになり、日本ではお正月飾りに使われるようなマツ類までリースの素材として使われています。

詳しくはこちら(2.クリスマスにはなぜリースを飾るのか?モミの木とクリスマスについて)で解説しています。

クリスマスリースについて

クリスマスの風習は今も伝わっているものも多くあります。
クリスマスツリーを飾る、クリスマスリースを飾る、それは、キリスト教に融合される前の信仰や宗教が関係しているのです。

クリスマスというのは、もともと、古代ゲルマン人の冬至祭「ユール」や古代ローマ人の農業神のお祭り「サトゥルナリア」にも通ずるところがあります。

しかし、キリスト教化がすすんだ、ヨーロッパ各地では、古代からの風習や教えは、悪魔といわれたり、妨害されたり、禁止されたり、取り込まれたり、様々なことが起きました。

ところが、古くから伝わる儀式や風習はすぐには変えることが出来ず、また信心深い人はキリスト教の普及に反発したりもしました。
そのため、キリスト教側では、古来から信じられていたゾロアスター教、ミトラ教、ローマ神話などに登場する神の冬至祭、すなわち、太陽神のお祭りが、キリスト教に取り込まれていきます。
 また、北欧の各地域に広範囲で親しまれてきた、ゲルマン人のユールも取り込まれていき、冬のお祭りとして融合してきました。

リースの種類とリースのお手入れ

実はリースには色々な種類があります。

例えば、リースベースで区別すると、蔓のリース、スチレンリースベース、アイアンリースベース、フローラルフォームリースベースなどです。

そして、これらによってお手入れが異なります。

リースベースの種類
リースのお手入れ
リースのお手入れ
リースのお手入れ

蔓のリース

リースベースを見せたり自然素材にこだわったリースを作るときに使うリース。フジ、キュウイやサンキライ、ヘクソカズラなどさまざまな蔓の素材が使われます。

フォームリース

お水につけるとフローラルフォームのように保水が出来ます。主に生花を活けるときに使用します。毎日吸水が必要です。

アイアンリース

おもにアーティフィシャルフラワーのリースを作る場合のリースベースとなります。非常に頑丈で型崩れしません。

スタイロフォームリース

おもにドライフラワーやプリザーブドフラワーでリースを作る場合に使用します。リースベースに直接差し込むこともでき、またグルーガンでの接着も可能です。

蔓のリースのお手入れ

蔓のリースで出来たリースは、基本的にはリースベースにフレッシュな葉や花を付ていくことが多くあります。例えば、クリスマスリース。これは、リースベースとなる針葉樹の葉をフレッシュなままつけます。そして、かざっているうちにそのままドライフラワーリースとなっていきます。特に、お手入れは、特段と必要ありません。飾る期間も2週間~2か月程度お楽しみいただけます。

フレッシュなまま紐やワイヤーなどを使って巻き付けますので、徐々にドライフラワーになってきますと、葉が褪色し、やせてきます。

また、ミモザなどのドライフラワーになるリースもこちらに該当します。

リースのお手入れ

フォームリースのお手入れ

フォームリースのは、フラワーフォーム、つまり、生花用吸水スポンジそのものがリースになったものです。ですから、アレンジメントを挿すように簡単にリースが出来ます。生花を挿すことが出来るので、華やかで魅力的なリースとなるでしょう。

リースのお手入れ

 ただし、欠点もあります。一つは、制作の仕方。茎を可能な限り長く深くスポンジの中へ差さなけなりません。そうしないと、扉に懸けた場合、開け閉めで刺したお花が取れてしまいます。

 二つ目は、保水です。スポンジが底面のベースに接着していますが、スポンジ面の露出が多いため、露出面からの蒸散も多く保水はしづらくなります。そのため、こまめな水やりが必要となり、常時使用するというよりは、スポット的に使用することが多くあります。

お手入れは、水をこまめに掛ける。たらいやお皿に張った水に浸すなどです。

 

アイアンリース

アイアンリースは、主にアーティフィシャルフラワー、いわゆる造花をリースにするときに使うものです。平面的なリースベースは、花首を自由に動かせるアーティフィシャルフラワーで作るには最適です。

アーティフィシャルフラワーのリースはお手入れはほとんど不要です。

スタイロフォームリース

スタイロフォームリースはリースベースが発砲フォームで出来ています。保水性はありませんが軽くて扱いやすリースベースです。おもに、ドライフラワーやプリザーブドフラワーをリースにするときに使います。

ドライフラワーやプリザーブドフラワーは、基本的には、お手入れはいりません。しかし、日光に対して、強く、または、長く当たると褪色や変色などの劣化が進む恐れがあります。

ですから、出来るだけ直射日光が長時間当たらないところへ飾る事をお勧めします。

また、生花よりは長く鑑賞できるとはいえ、ドライフラワーで1シーズン、プリザーブドフラワーで3年くらいが鑑賞期間とされています。

さすがに、お手入れが要らないと言いましても、長期間飾るわけですから、埃やカビなどの対策は必要となります。定期的にブロアでふくか掃除機を弱で遠目にかけるなど対策は必要となります。

リースの用途による種類

実は、リースにはさまざまな用途があります。そこで、代表的な用途によるリースをご紹介します。

ドア飾りリース

1つ目はドアリースです。これはドアや門などにかけるリースの事です。
一般的には、掛けることを前提に作られるリースとなります。
この記事の前段にもお書きしましたが、そもそも、リース(Wreath)は花輪という意味があります。そして、途切れることのない、という意味を持つリースは、永遠に、という意味も持ちます。
クリスマスに掛けるリースは、単なる装飾ではなく、繁栄を永遠に願う(詳しくはこちら>>>2.クリスマスにはなぜリースを飾るのか?モミの木とクリスマスについてで解説しています)という意味があります。

さて、そのほかにも、結婚式、葬式、パーティーなどさまざまなシーンで装飾として飾られるリース。

近年な、そんなリースを、季節ごとに楽しむ方もだんだん増えてきているようです。

テーブルリース

テーブルリースはおもに、テーブルに飾るリースとして作られます。吊り下げるタイプのリースとは異なり、テーブルに置き、飾ります。おもに、キャンドルなどを立て、クリスマスアドベントなどとして使用します。

フライングリース

リースを軒下や天井から飾るタイプです。リボンなどで天井から飾ります。こちらも、キャンドルを立てて、クリスマスアドベントとしてかざります。

リースのお手入れまとめ

リースのお手入れ についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。今回は種類によるリースの飾り方や楽しみ方をお伝えしました。リースのお手入れ はそんなに難しくはありませんので、ぜひリースを飾ってみてください。

よろしければ、以前に記載したクリスマスリースの楽しみ方と共にご覧ください。

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